2016年8月8日 16時05分
小さな黒猫ルドルフとボス猫のイッパイアッテナによる大冒険を描く3DCGアニメ映画『ルドルフとイッパイアッテナ』で井上真央と鈴木亮平がアニメの吹き替えに挑戦、井上が愛情を注いだノラ猫の存在を、鈴木が過去に呼ばれた衝撃のあだ名について語った。
本作は1987年に発表された児童文学を映画『ポケットモンスター』シリーズの湯山邦彦監督が長編アニメ化した感動作。長距離トラックの荷台に迷い込んだルドルフが東京にやってきて、人間の文字を理解するボス猫・イッパイアッテナと出会い、ノラ猫として生きていく術を教えられる。
純粋でやんちゃな少年のようなルドルフの声を担当した井上にもかつて印象的なノラ猫がいたそうで「いちばん愛情を注いでいたのはトラ猫で、まるで“寅さん”みたいな子でした(笑)」と懐かしそうに振り返る。『男はつらいよ』が即座に浮かんだ様子の鈴木が「あの帽子をかぶってトランクを手にしてたまに帰ってきて、さくら! みたいな?」と続けると、井上も「腹巻をしてね!」とノリのいい切り返し。2人そろってアフレコに挑んだせいか、しっかりと阿吽(あうん)の呼吸が出来上がっているようだ。しかもその猫が井上の家に来るときは「玄関をノックするようにカリカリとひっかいて入ってきて、部屋に入って休んだらまた玄関へ向かい、戸をカリカリカリっとひっかいて『開けて~』と意思表示をして出ていくんです」というから驚く。
一方、鈴木の演じたイッパイアッテナは、いろんな人からいろんな名前を勝手につけられるノラ猫。ドスの効いた声でボス猫を貫禄たっぷりに演じた鈴木は「子どものころは落ち着きがなくてよくケガをしていました。小学校6年生までに全身で二十数針も縫っていたんです」と落ち着き払った声で告白するからおかしい。しかもその姿から友だちに“ぬいぐるみ”というあだ名をつけられていたとか。そのネーミングセンスがツボにハマった井上が爆笑すると、「いまもココに縫い跡が……。“縫い跡イッパイアッテナ”です(笑)」と鈴木。続けてかつてのあだ名を質問された井上も「そこまでパンチの効いたあだ名なんて思いつきません!」と一言。やはりコンビネーション抜群の2人だった。(取材・文/浅見祥子)
映画『ルドルフとイッパイアッテナ』は全国公開中
not mine.credit and source: CINEMATODAY
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