映画「僕キミ」
本日、「僕の初恋をキミに捧ぐ」の実写映画化、
そして繭と逞のキャストが新聞発表されました。
「僕キミ」を映画にしていただけるそうです。
こんな夢のようなことが実現するなんて、
「僕キミ」を連載中から支えてくださった方々に、
「僕キミ」を映画にしたい、と言って実現に向け動いてくださった方々に、
何より読者の皆様に、感謝の気持ちでいっぱいです。
「僕キミ」が映画になること。 繭を井上真央ちゃんが演じて下さること。
逞が岡田将生くんに決まったこと。
読者の皆様に喜んでもらえたら嬉しいです。
とりあえず、私はとても嬉しいです。
だってね。 私はこの映画の脚本が大好きです。
編集部で、担当さんから初めて脚本をいただいた時。
ドキドキしながらその場で読み始めて。
4ページ読んだところで、‘これは最後まで読めない’と思いました。
だって、たった4ページ、繭と逞の会話を読んだだけで、
二人が可愛くて、 切なくて、苦しくて、泣きそうになってしまったんです。
‘編集部で号泣するわけにいかない!’と思って、家に持ち帰って読みました。
もう大変でした。 涙がぼたぼた流れて止まらないのです。
‘脚本を読んだだけでこんなになっちゃうのに、
スクリーンで観たら、 一体どうなってしまうんだろう??
’と、真剣に怖くなってしまいました。(どうなるもなにも、号泣するだけだと思いますが…)
そして。 読者の皆さんは、解ってくださってると思うのですが、
ご想像通り、私は井上真央ちゃんが繭を演じてくれるのが、本当に嬉しいです。
気が強い繭は、描くのが難しいキャラクターでした。
死が身近にある逞にむかって「ぶっ殺す!」と言ったりする。
実は、この設定、私にとっては、すごく大切な設定でした。
よく受験とかの前、ナーバスになって、
「落ちる」とか「すべる」って 言葉を避けたりしますが、
ぶっちゃけ私はそのタイプなのですが、
避ければ避けるほど、そのことを過剰に意識してる証拠で、
もう、その「不幸」にのまれていて。
でも言霊が怖くて、口に出来なくて…。
そんな人間だから、 日々、「死」がまとわりついてる中で、
「倒れる」とか「死ぬ」とか「早死に」とか そんな言葉を、
周りの人がナーバスに避けられていたら、
私だったら逆につらいと思うだろうな…と思ったんですよね。
「そこまで気を遣われるほど、やばいのかな…」とか。
受験のように一瞬で過ぎ去ることではなく、数年ですからね。
今20代後半になった私から見れば、過ぎ去ってしまった若い年だけれど、
12歳の少年にとっては、20歳までの8年って、
短いようで、想像つかないくらい、 長く感じる時間。
逞自身が知るより先に、彼の運命を知ってしまった繭は、
「気にしてない」「死ぬわけない」ということを、
ある種、過剰に表現するのではないかと。
普通の人は、絶対に言わないと思います。 私もいえません。
でも、ということは、逞は絶対、そんな人ばかりに囲まれてるわけで、
その中でたった一人、「ぶっ殺す」って言ってくれる繭を、
逞は好きになるんだろうな…と思ったのです。
だから絶対、そういうイケナイ言葉を発する子だとは思ったのですが、
ともすると本当に無神経な子に見えるんじゃないかと、
いつも冷や冷やしながら描いていました。
映画のお話をいただいて、 もちろん、とても嬉しかったんですけど、
心配なのは、ただひとつ。繭のことでした。
その繭を井上真央ちゃんが演じて下さいます。 本当に嬉しいです。
絶対大丈夫。繭の強がりを、必ずみんなに可愛いと思ってもらえる。
だって井上真央ちゃんですから!
もちろん、岡田将生さんが逞を演じて下さることも、とても嬉しいです。
なぜかと言うと…と書きはじめると、 超長文になるので、
今日はこの辺でやめときます(苦笑)。
とにかく。 原作とおんなじに、それ以上に、
必死で恋をしている二人を、見届けてあげてほしいです。
最後に。 多分、みんなが気にすると思うことに、1つ、お答えしておこうと思います。
「僕妹」と比べると、「僕キミ」の方が、原作に近いです。
映画に携わってくださる皆様、「僕キミ」をよろしくお願いいたします。
来年秋の公開予定だそうです。 たくさんの人に、観ていただきたいです。
私も、読者の皆さんと一緒にドキドキしながら、
スクリーンで繭と逞に会える日を、楽しみにしています。
not mine.credit and source:BCC DIARY
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