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Monday, February 9, 2015

映画「僕キミ」

2008/12/02

映画「僕キミ」

実写映画化
本日、「僕の初恋をキミに捧ぐ」の実写映画化、
そして繭と逞のキャストが新聞発表されました。
「僕キミ」を映画にしていただけるそうです。
こんな夢のようなことが実現するなんて、
「僕キミ」を連載中から支えてくださった方々に、
「僕キミ」を映画にしたい、と言って実現に向け動いてくださった方々に、
何より読者の皆様に、感謝の気持ちでいっぱいです。
「僕キミ」が映画になること。 繭を井上真央ちゃんが演じて下さること。
逞が岡田将生くんに決まったこと。
読者の皆様に喜んでもらえたら嬉しいです。
とりあえず、私はとても嬉しいです。
だってね。 私はこの映画の脚本が大好きです。
編集部で、担当さんから初めて脚本をいただいた時。
ドキドキしながらその場で読み始めて。
4ページ読んだところで、‘これは最後まで読めない’と思いました。
だって、たった4ページ、繭と逞の会話を読んだだけで、
二人が可愛くて、 切なくて、苦しくて、泣きそうになってしまったんです。
‘編集部で号泣するわけにいかない!’と思って、家に持ち帰って読みました。
もう大変でした。 涙がぼたぼた流れて止まらないのです。
‘脚本を読んだだけでこんなになっちゃうのに、
スクリーンで観たら、 一体どうなってしまうんだろう??
’と、真剣に怖くなってしまいました。(どうなるもなにも、号泣するだけだと思いますが…)
そして。 読者の皆さんは、解ってくださってると思うのですが、
ご想像通り、私は井上真央ちゃんが繭を演じてくれるのが、本当に嬉しいです。
気が強い繭は、描くのが難しいキャラクターでした。
死が身近にある逞にむかって「ぶっ殺す!」と言ったりする。
実は、この設定、私にとっては、すごく大切な設定でした。
よく受験とかの前、ナーバスになって、
「落ちる」とか「すべる」って 言葉を避けたりしますが、
ぶっちゃけ私はそのタイプなのですが、
避ければ避けるほど、そのことを過剰に意識してる証拠で、
もう、その「不幸」にのまれていて。
でも言霊が怖くて、口に出来なくて…。
そんな人間だから、 日々、「死」がまとわりついてる中で、
「倒れる」とか「死ぬ」とか「早死に」とか そんな言葉を、
周りの人がナーバスに避けられていたら、
私だったら逆につらいと思うだろうな…と思ったんですよね。
「そこまで気を遣われるほど、やばいのかな…」とか。
受験のように一瞬で過ぎ去ることではなく、数年ですからね。
今20代後半になった私から見れば、過ぎ去ってしまった若い年だけれど、
12歳の少年にとっては、20歳までの8年って、
短いようで、想像つかないくらい、 長く感じる時間。
逞自身が知るより先に、彼の運命を知ってしまった繭は、
「気にしてない」「死ぬわけない」ということを、
ある種、過剰に表現するのではないかと。
普通の人は、絶対に言わないと思います。 私もいえません。
でも、ということは、逞は絶対、そんな人ばかりに囲まれてるわけで、
その中でたった一人、「ぶっ殺す」って言ってくれる繭を、
逞は好きになるんだろうな…と思ったのです。
だから絶対、そういうイケナイ言葉を発する子だとは思ったのですが、
ともすると本当に無神経な子に見えるんじゃないかと、
いつも冷や冷やしながら描いていました。
映画のお話をいただいて、 もちろん、とても嬉しかったんですけど、
心配なのは、ただひとつ。繭のことでした。
その繭を井上真央ちゃんが演じて下さいます。 本当に嬉しいです。
絶対大丈夫。繭の強がりを、必ずみんなに可愛いと思ってもらえる。
だって井上真央ちゃんですから!
もちろん、岡田将生さんが逞を演じて下さることも、とても嬉しいです。
なぜかと言うと…と書きはじめると、 超長文になるので、
今日はこの辺でやめときます(苦笑)。
とにかく。 原作とおんなじに、それ以上に、
必死で恋をしている二人を、見届けてあげてほしいです。
最後に。 多分、みんなが気にすると思うことに、1つ、お答えしておこうと思います。
「僕妹」と比べると、「僕キミ」の方が、原作に近いです。
映画に携わってくださる皆様、「僕キミ」をよろしくお願いいたします。
来年秋の公開予定だそうです。 たくさんの人に、観ていただきたいです。
私も、読者の皆さんと一緒にドキドキしながら、
スクリーンで繭と逞に会える日を、楽しみにしています。

not mine.credit and source:BCC DIARY

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